123かんべの里前の田んぼ (2018 年 4 月 29 日撮影 _ 写真 1)東展望台付近にて (2019 年 4 月 21 日撮影 _ 写真 2)ホオノキの花(2019 年 5 月 6 日撮影 _ 写真 3)【こくう】【こくう】4月20日頃( 旧 暦3月23日頃)4月20日頃( 旧 暦3月23日頃)レンゲ(蓮華)の花が田んぼ一面に咲く様子は田園の春の風景を象徴するものといえます。レンゲソウの根は根粒バクテリアが共生し空中の窒素を固定して貯えるので、緑肥として植えられます。最近は田植えの時期が早くなったり、化学肥料が使われるようになったりして、レンゲソウの咲く田が少なくなりました。ツツジ科の仲間で、ドウダンツツジに似ているが、釣鐘状の花が長いのが特徴です。薄い黄色い花という意味で漢字では「薄黄瓔珞」と書きます。瓔珞(ようらく)は、お寺の本堂などに飾りとして吊るされていて形が似ています。めずらしい樹木であるうえに、山の中でひっそりと咲いているので、見逃されることが多いようです。ホオノキ(朴の木)は、モクレン科の落葉高木で、見上げるような大木となります。葉もすこぶる大形で、枝のはしに十枚以上も輪になってついています。穀雨の終わりごろから、この放射状に広がった葉の真ん中に、白い大きな花を上向きに開きます。かんべの里では、民話館前の「てんぐの森」の小川近くに大木があります。民話館入り口はホオノキの根元から5mぐらいの高さにあり、見事な大輪の花を目の前に見ることが出来ます。この花は手まり工房故絹川ツネノ先生が好きな花でした。をうるおす春の雨が降春の雨が降るころるころ〔末候〕ホオノキ 大輪の花〔末候〕ホオノキ 大輪の花〔初候〕レンゲソウ 田を肥やす〔初候〕レンゲソウ 田を肥やす〔次候〕ウスギヨウラク 清楚〔次候〕ウスギヨウラク 清楚12穀雨穀雨 穀物穀物をうるおす
元のページ ../index.html#13