かんべの里の二十四節気七十二候
20/36

123ビオトープ近くで見かけた赤とんぼ ( 写真 1)風の丘野草園にて、勢いよく伸びたワレモコウ(写真 2)オミナエシ(写真 3)19【りっしゅう】【りっしゅう】か♪」赤とんぼを見ると秋を感じますね。写真はビオトープ近くで見かけた赤とんぼ。ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)といいます。猩々は酒飲みで、顔が真っ赤です。このトンボもお酒を飲んだのでしょうか。全身真っ赤です。やがて、アキアカネの大群がやって来るころです。ワレモコウは、漢字で「吾亦紅」と書きます。「吾もまた紅色ですよ」と自己主張しているようです。夏から秋にかけて、細い茎の先に小さな花が卵形に咲くのが特8月8日頃( 旧 暦 閏 6月14日頃)8月8日頃( 旧 暦 閏 6月14日頃)「夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのはいつの日徴です。そして、花の色(正確には萼の色)は渋い赤色です。風の丘野草園では、勢いよく伸びたワレモコウが秋風にゆれていました。オミナエシは漢字で 「女郎花」と書きます。オミナとは、女という意味で、姿のやさしさを表した名前です。秋の七草のひとつです。かんべの里下のビニルハウス付近に群生していましたが、お盆を過ぎたころに見ると姿を消していました。きっと盆花として使われたのでしょう。ちなみに秋の七草とは、ハギ(萩)、キキョウ(桔□)、クズ(□)、フジバカマ(藤袴)、オミナエシ(女郎花)、オバナ(ススキ:薄)、ナデシコ(撫子)のことです。〔末候〕オミナエシ 盆花となる〔末候〕オミナエシ 盆花となる〔初候〕赤とんぼ 飛ぶ〔初候〕赤とんぼ 飛ぶ〔次候〕ワレモコウ 吾もまた紅なり〔次候〕ワレモコウ 吾もまた紅なり立秋立秋 秋の始秋の始まりまり

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る