123【かんろ】【かんろ】2017年10月8日の朝はよく晴れていました。かんべの里下の畑には、サトイモ(里芋)の大きな葉の上にはたくさんの露が水玉となっていました。その露の珠が朝日をあびてきらきらと光っていました。七夕の短冊作りは、サトイモの露を集めて墨をすることから始まります。その墨で願い事を書くと願いがかなうとか。字が上手になるともいわれます。それにしても新暦の7月7日ではまだ葉が大きくなく、朝の気温も高いので露が集まりません。やはり旧暦の七夕にかぎります。アキアカネ(赤とんぼ)は、夏の間は山間部で過ごしま10月8日頃( 旧 暦8月17日頃)10月8日頃( 旧 暦8月17日頃 )すが、里の気温が下がってくると山を降りてきます。目安は、秋雨前線が通過したころです。かんべ茶屋前の木のテーブルに3匹のアキアカネがなかよく日向ぼっこをしていました。民話館の前にも柿の木があって実をたわわに実らせています。ただ、この柿は渋柿です。実が赤くなりだしたころはもちろん渋いですが、完熟するころは甘くなります。かんべに来る子ども達も熟し柿をそのまま食べます。実りの秋ですね。じられるころ〔末候〕柿の実 熟す〔末候〕柿の実 熟す〔初候〕芋の露 光る〔初候〕芋の露 光る〔次候〕アキアカネ 里に降りる〔次候〕アキアカネ 里に降りるサトイモ(里芋)の大きな葉の上の露(写真 1)アキアカネ(2018 年 10 月 17 日撮影 _ 写真 2)かんべの里下の畑の柿(写真 3)23寒露寒露 露が冷たくが冷たく感じられるころ
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