かんべの里の二十四節気七十二候
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1234かんべ茶屋前のサザンカ (写真 1)ユズリハ (写真 2)ウラジロを下 ( 葉裏 ) から撮影 (写真 3)正月飾りづくり(写真 4)【とうじ】【とうじ】12月21日頃( 旧 暦11月3日頃)12月21日頃(旧 暦11月3日頃)「さざんか さざんか 咲いた道 たき火だたき火だ落ち葉たき♪」サザンカ(山茶花)は、たき火のころ、つまり晩秋から咲き始めます。多くの花が散り、落葉樹の葉が落ちたころに、鮮やかな色のサザンカの花が目立ちます。お正月には、ユズリハを飾り物にします。ユズリハは漢字では「譲り葉」と書きます。初夏の頃、前年の古い葉が散り落ち、新しい葉がでます。このユズリハを正月の飾り物に用いるのは、家は、親から子に譲られ、子は孫に譲られ、栄えていくことをあらわし、めでたい木とされるからです。かんべの里山には、葉がやや小ぶりのヒメユズリハが多く生えています。ウラジロ(裏白)も、正月にはなくてはならない植物の一つで、しめ飾りやお供え□に使います。ウラジロは、常緑のシダで、その葉の裏が白っぽいのでウラジロ(裏白)の名があります。葉が相対してついているので、モロムキ(諸向き)ともよばれます。その姿がよいので、正月飾りに使われます。でもっとも昼が昼が短く、夜が長夜が長いころいころ〔初候〕サザンカの花 咲く〔初候〕サザンカの花 咲く〔次候〕ユズリハ 正月を待つ〔次候〕ユズリハ 正月を待つ〔末候〕ウラジロ 裏白し〔末候〕ウラジロ 裏白し28冬至冬至 一年一年でもっとも

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