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昭和51年5月25日に話していただいたものである。浜谷さんは当時45歳の壮年だった。地元出身の国家公務員。仕事とか、地元の歴史などに関心が強く、ノートにいろいろと記録されていた。語り方は豪放磊落で、しかもきめの細かい堅実な語りだった。なお、キツネの七変化玉の昔話はいろいろとあるが、浜谷さんの語られた話は、他ではあまり聞かれない。
ところで、隠岐は、島前(どうぜん)、島後(どうご)に分かれる。内容的には本土と基本的には同様だが、この昔話はともかく、世間話ではネコが人を化かす話が多い特徴を持っている。だから、本土での「キツネに化かされた話」の代わりに「ネコに化かされた話」が存在しているが、そのようなところに地域性がみられるのである。 |