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昭和45年7月にうかがった 昔話の名前では「天人女房」として知られている。
この物語は有名で、室町時代前期に活躍した世阿彌(1363〜1443)の作品である謡曲「羽衣」としても古くから知られており、日本人にとって懐かしい話である。ただ、この謡曲の方は昔話の前半部分が独立した形で作品化されている。簡単に述べておくと、三保の松原で漁夫白龍が天人の羽衣を取るが、天人の嘆きを見てやがてその衣を返す。天人は喜んで舞を舞い天に上って行くのである。したがって、二人の結婚云々以下の物語はない。
全国各地には類話がいろいろと見られるが、ここでは指摘するだけにとどめておく。 |