語り手は小泉ハナさん(明治26年生)で、昭和50年6月にうかがった話である。実に元気のよい語り口で、聞いている者の関心をそらさない巧みなものであった。稲田浩二『日本昔話通観』によれば、「むかし語り」の「厄難克服」の中の「賢さと愚かさ」に「鍛冶屋の婆」として分類されている有名な昔話なのである。