|

昭和47年5月にうかがった話である。何気ない話でありながら、最後の部分のオチ「同じ望みを持つのなら大きな望みを持つものだと。」から、この話の持つ教訓が分かる。なお、お嬢さんと山子の掛け合いの詞章であるが、字余りではあるが合わせれば短歌になる仕組みになっている。
つまり、「天より高いところに咲く花は 落ちれば谷のムクゲ(木槿)となる」であり、修正すれば「天より高く咲く花も 落ちれば谷のムクゲかな」くらいだろうか。
いずれにしてもわたしたちの祖先は、まるでイソップ寓話のように、このようなやさしい話の中へも、愛すべき子孫に期待をこめてちゃんと守るべき道を示してくれているのである。
|